3Dプリンタ 2015総括

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参照 日経コンピュータ http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/14/103001693/

今年一年を振り返ってみると、3D業界の進歩の速さに驚きます。

2014年の段階で様々な分野に挑戦していった3Dプリンタですが、2015年はその精度が飛躍的に上がった年という印象をうけました。

3Dプリンタの進化は止まることを知りません。

さらに、2015年末から2016年にかけては、大手のRicohやキャノンなどが3Dプリンタ事業に参入し、いよいよ日本製の3Dプリンタが世界に向けて発信されていきそうです。

 

現段階でできること

現段階では、プラスチック樹脂のほかに、金属などもチタン等の造形も可能になっており、試作品レベルだった3Dプリンタでの造形が、そのまま完成品として使えるまでになりました。

そして、医療分野での活躍が目覚ましく、歯や臓器、骨など様々な分野で活躍しています。

しかし、精度がよくなった半面、そういった3Dプリンタやその素材はまだまだ高価です。

小さな部品を1つ作るのに、数千円から数万円かかってしまいます。

今後、国産3Dプリンタの登場で、現在の2Dプリンタのように、ハイスペックなものが安価で手に入るようになる可能性はありますが、まだ少し先のような気がします。

 

今後の課題

前

【データ制作】3Dスキャン後、データを修正しなければプリントができません。

3Dプリンタ自体の性能は、次々と新しい技術が開発され、進化しています

しかし、そのおおもととなる3Dデータの方はどうかというと、それほど進化していないのが現状です。

3Dデータというのは、「設計図」のことで、データがなければ3Dプリンタはただの箱となってしまいます。

そのデータが、個人で気軽に作れるレベルではありません。

もちろん、簡単な球体や立方体は無料の3Dソフトがあれば誰にでも作れますが、頭に描いているものを作るとなると、それなりのスキルが必要になります。

さらに、3Dプリンタは特殊なデータに変換する必要があるため、3Dデータなら何でも造形できるかといったら、そうでありません。

また、WEB上には、無料の3Dデータをダウンロードできるサイトも多数ありますが、欲しいものがあるとは限りません。

例えば、発明品の部品や、配番になった部品など、特殊なものは、データの制作から依頼しなければならないため、そのコストは造形とは別にかかってしまいます。

現在、WindowsやGoogleなども手軽に3Dスキャンできるものを開発していますが、人をそのままスキャンしてデータの補修をしなくても造形できるようなものはまだできていません。

つまり、2Dプリンタで例えるなら、プリンタの性能ばかりが上がっているが、Wordなどのタイプソフトは高度なスキルを身に付けなければ操作できないようなものです。

2016は、ソフト面の進化に期待したいものです。

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